とっぷ
ようこそいらっしゃいました!
管理人の美紗(みさ)です。
ここでは主に銀魂の二次小説(腐向けナシ)を書いています!
一応オールキャラを目指してますが気付くと銀ちゃんばっかりなぜ・・・
ギャグやほのぼのも入れたいのにシリアスばっかりなぜ・・・
ほかにも日常とか感想とかあります^^
荒らしに来た方、二次創作が嫌いな方はお引き取りください
なお、原作者及び色んな関係者の方々とは全然関係ありません。
小説 〜目次〜
リクエストは大募集中ですww
以下はお世話になってるサイト様です!
ほんとはバナー貼りたいんですけど良く分からなくて・・・すいませんっ;;
↓お題配布サイト様
○お題屋さん
○お題配布中
○plus zero
↓検索サイト様
○銀魂ファンサーチ
○空知ノ環
○ぎんたま番付
○銀魂‐銀色の魂らんきんぐ
↓参加サイト様
○おやこ同盟
○仲良し攘夷同盟
他、お気に入りサイト様はリンクに貼ってあります。
追記:畳んであるところに、自己紹介的なものがあるのでよかったらチラ見してってくださいw
※最近の更新※
1218短編小説「相容れない」うpしました。
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管理人の美紗(みさ)です。
ここでは主に銀魂の二次小説(腐向けナシ)を書いています!
一応オールキャラを目指してますが気付くと銀ちゃんばっかりなぜ・・・
ギャグやほのぼのも入れたいのにシリアスばっかりなぜ・・・
ほかにも日常とか感想とかあります^^
荒らしに来た方、二次創作が嫌いな方はお引き取りください
なお、原作者及び色んな関係者の方々とは全然関係ありません。
小説 〜目次〜
リクエストは大募集中ですww
以下はお世話になってるサイト様です!
ほんとはバナー貼りたいんですけど良く分からなくて・・・すいませんっ;;
↓お題配布サイト様
○お題屋さん
○お題配布中
○plus zero
↓検索サイト様
○銀魂ファンサーチ
○空知ノ環
○ぎんたま番付
○銀魂‐銀色の魂らんきんぐ
↓参加サイト様
○おやこ同盟
○仲良し攘夷同盟
他、お気に入りサイト様はリンクに貼ってあります。
追記:畳んであるところに、自己紹介的なものがあるのでよかったらチラ見してってくださいw
※最近の更新※
1218短編小説「相容れない」うpしました。
相容れない
※今更ながら四天王篇の捏造?どうにかして真選組と絡ませたかった。
「副長!」了解も得ずにふすまを開けて山崎は副長室へ入った。
「どうした。」山崎の慌てた様子を怪訝に思い、土方は書類から目を離した。
「たった今入ってきた情報なんですが・・・かぶき町で大規模な抗争があったそうで。」
「原因は。」
「情報が少ないので何とも言えませんが、かぶき町四天王の不安定な均衡が崩れたのが大きな要因だと思われます。
しかし、どうやらあの春雨が関わってるようでして・・・。」
どうしますか。と視線で山崎が問いかけた。
「無法者の街、指名手配中の攘夷浪士はたくさんいるだろう。負傷していれば尚更捕まえやすいってもんだ。
手が空いてる隊士を全員まわせ。出来るだけ多く捕まえるぞ。」
「はい!」
文字通りバタバタと足音を響かせて山崎は副長室を後にした。
土方は手元の書類に目を向ける。
『かぶき町四天王の均衡』、監察方に調べさせていたものだ。
危惧していたことが遂に起こったか。天人、しかも春雨が関わっているのは予想外だが。
春雨は幕府の中枢にも及んでいる。所詮幕府の狗の俺達にはどうすることもできない。
「土方さん一人で何言ってるんですかィ。頭が更におかしくなっちまったようでさァ。」
「うるせェ。お前こそ用意できたんだろうな。」
「ばっちりでさァ、ちゃんと300円に収めんのに苦労したんでィ。」
「遠足じゃねーよ!!」
『禁煙しろ、クソジジイ。』そう発したのも束の間、ガキ2人に押し潰された。
「銀ちゃんのバカ!このドラ息子!大嘘吐きが!」
「神楽ちゃん止めて!銀さんが死んじゃうよ!まぁこんな天の邪鬼死んでもいいけどさ!」
「2人とも何気に酷くない?てか痛ェェェェェ!!!!」
そんなやりとりの中、室内の人口密度は上昇していた。
かぶき町で辰羅と戦っていた住民たちは皆この部屋に入ろうとしているらしい。
そして重傷を負った者達は救急隊員によって速やかに運び出されている。次郎長、お登勢もそうだった。
「銀さん、僕らもそろそろ病院に行きましょう。傷だらけじゃないですか。」
「そうアル!怪我治るまで甘いものも禁止ヨ。」
「勝手に決めるなクソガキ。それにまだ病院にゃ行かねぇぜ。」そう言ってニヤリと笑った。
鼓膜に響く微かなサイレンを感じながら。
「副長。到着しました。」
「攘夷浪士を見つけたら片っ端から確保しろ。勿論、春雨の連中もな。」
「了解です。」
土方がパトカーから降りると、視界の隅に銀色が映った。
「万事屋・・・!?」
土方もとい真選組の大群の前に銀時、神楽、新八の3人が立ちはだかっていた。
「よお、奇遇じゃねーか税金泥棒さんよ。」不敵に口の端を上げる銀時は上から下まで真っ赤だった。
おまけに神楽と新八に支えてもらわないと立つのも難しいらしい。
「・・・そうか、かぶき町にはテメェがいたな。・・・退け。一般人は下がってろ。」
「悪ィがそうはいかねぇ。てめぇらはここから一歩も通さねぇぞ。」
「何でですかィ?俺らは攘夷浪士・・・犯罪者しょっぴくだけでィ。」
「言っとくが、ここに攘夷浪士なんていやしねぇよ。ま、辰羅の奴らは連れてってくれて構わねーけど。ここにいんのは、かぶき町の住人だ。浪士もオカマもキャバ嬢もヤクザも関係ねぇ。」
「そんなんで俺らが引くと思うか?」後ろに控える血気盛んな隊士の半数は刀に手をかけている。
「思わねぇな。」銀時も新八の腰にある木刀に手を伸ばした。
その瞬間、両脇にいる子供の顔が僅かに歪んだ。
こんな傷だらけな姿を目にしても進むことを止めない真選組に。
ここまでの傷を負いながらまだ戦おうとする大人に。
怒りを抱いて、悲しんでいる。
「引くぞ、トシ。」近藤が土方の肩に手を置いて、呟いた。
「近藤さん。」少し残念だが、局長がこう言ってるのなら仕方がない。
「退け!お前ら!」後ろを振り向いて声を張り上げた。
隊士たちも不快そうな顔をしたものの、すぐに指示に従い、1台、また1台とパトカーは減っていく。
驚いている万事屋を一瞥し、土方もパトカーに乗り込んだ。
バックミラー越しに銀髪が崩れるように倒れ、駆けつけた救急隊員に運び出されるのが見えた。
相容れない
(終ぞ思考は交わらず)
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「副長!」了解も得ずにふすまを開けて山崎は副長室へ入った。
「どうした。」山崎の慌てた様子を怪訝に思い、土方は書類から目を離した。
「たった今入ってきた情報なんですが・・・かぶき町で大規模な抗争があったそうで。」
「原因は。」
「情報が少ないので何とも言えませんが、かぶき町四天王の不安定な均衡が崩れたのが大きな要因だと思われます。
しかし、どうやらあの春雨が関わってるようでして・・・。」
どうしますか。と視線で山崎が問いかけた。
「無法者の街、指名手配中の攘夷浪士はたくさんいるだろう。負傷していれば尚更捕まえやすいってもんだ。
手が空いてる隊士を全員まわせ。出来るだけ多く捕まえるぞ。」
「はい!」
文字通りバタバタと足音を響かせて山崎は副長室を後にした。
土方は手元の書類に目を向ける。
『かぶき町四天王の均衡』、監察方に調べさせていたものだ。
危惧していたことが遂に起こったか。天人、しかも春雨が関わっているのは予想外だが。
春雨は幕府の中枢にも及んでいる。所詮幕府の狗の俺達にはどうすることもできない。
「土方さん一人で何言ってるんですかィ。頭が更におかしくなっちまったようでさァ。」
「うるせェ。お前こそ用意できたんだろうな。」
「ばっちりでさァ、ちゃんと300円に収めんのに苦労したんでィ。」
「遠足じゃねーよ!!」
『禁煙しろ、クソジジイ。』そう発したのも束の間、ガキ2人に押し潰された。
「銀ちゃんのバカ!このドラ息子!大嘘吐きが!」
「神楽ちゃん止めて!銀さんが死んじゃうよ!まぁこんな天の邪鬼死んでもいいけどさ!」
「2人とも何気に酷くない?てか痛ェェェェェ!!!!」
そんなやりとりの中、室内の人口密度は上昇していた。
かぶき町で辰羅と戦っていた住民たちは皆この部屋に入ろうとしているらしい。
そして重傷を負った者達は救急隊員によって速やかに運び出されている。次郎長、お登勢もそうだった。
「銀さん、僕らもそろそろ病院に行きましょう。傷だらけじゃないですか。」
「そうアル!怪我治るまで甘いものも禁止ヨ。」
「勝手に決めるなクソガキ。それにまだ病院にゃ行かねぇぜ。」そう言ってニヤリと笑った。
鼓膜に響く微かなサイレンを感じながら。
「副長。到着しました。」
「攘夷浪士を見つけたら片っ端から確保しろ。勿論、春雨の連中もな。」
「了解です。」
土方がパトカーから降りると、視界の隅に銀色が映った。
「万事屋・・・!?」
土方もとい真選組の大群の前に銀時、神楽、新八の3人が立ちはだかっていた。
「よお、奇遇じゃねーか税金泥棒さんよ。」不敵に口の端を上げる銀時は上から下まで真っ赤だった。
おまけに神楽と新八に支えてもらわないと立つのも難しいらしい。
「・・・そうか、かぶき町にはテメェがいたな。・・・退け。一般人は下がってろ。」
「悪ィがそうはいかねぇ。てめぇらはここから一歩も通さねぇぞ。」
「何でですかィ?俺らは攘夷浪士・・・犯罪者しょっぴくだけでィ。」
「言っとくが、ここに攘夷浪士なんていやしねぇよ。ま、辰羅の奴らは連れてってくれて構わねーけど。ここにいんのは、かぶき町の住人だ。浪士もオカマもキャバ嬢もヤクザも関係ねぇ。」
「そんなんで俺らが引くと思うか?」後ろに控える血気盛んな隊士の半数は刀に手をかけている。
「思わねぇな。」銀時も新八の腰にある木刀に手を伸ばした。
その瞬間、両脇にいる子供の顔が僅かに歪んだ。
こんな傷だらけな姿を目にしても進むことを止めない真選組に。
ここまでの傷を負いながらまだ戦おうとする大人に。
怒りを抱いて、悲しんでいる。
「引くぞ、トシ。」近藤が土方の肩に手を置いて、呟いた。
「近藤さん。」少し残念だが、局長がこう言ってるのなら仕方がない。
「退け!お前ら!」後ろを振り向いて声を張り上げた。
隊士たちも不快そうな顔をしたものの、すぐに指示に従い、1台、また1台とパトカーは減っていく。
驚いている万事屋を一瞥し、土方もパトカーに乗り込んだ。
バックミラー越しに銀髪が崩れるように倒れ、駆けつけた救急隊員に運び出されるのが見えた。
相容れない
(終ぞ思考は交わらず)
いろいろ変えてみました
まぁタイトルとテンプレ変えただけなんですけど(´・ω・`)
ほんっとにお久しぶりです!
何ヶ月ぶり・・・半年くらい経った気もするような・・・
ちゃんと銀魂にまみれた生活を送ってきたんで大丈夫です(何が
3日後はステージがあって10日には模試で1ヶ月後にまたテスト・・・・
嫌になるくらい別の意味でのリア充になりそうです;
書きたいものはいっぱいあるんですよー
時間が無いだけで。
明日は銀魂発売ですね^^
近いうちにまた絶対何か更新して見せます!
あ、タイトルはイタリア語で「協奏曲」です(確か)
今度の定演で吹くやつなんですけど、響きが気に入ったので抜粋。
では、また!
神楽ちゃんお誕生日おめでとうww
ほんっとにお久しぶりです!
何ヶ月ぶり・・・半年くらい経った気もするような・・・
ちゃんと銀魂にまみれた生活を送ってきたんで大丈夫です(何が
3日後はステージがあって10日には模試で1ヶ月後にまたテスト・・・・
嫌になるくらい別の意味でのリア充になりそうです;
書きたいものはいっぱいあるんですよー
時間が無いだけで。
明日は銀魂発売ですね^^
近いうちにまた絶対何か更新して見せます!
あ、タイトルはイタリア語で「協奏曲」です(確か)
今度の定演で吹くやつなんですけど、響きが気に入ったので抜粋。
では、また!
神楽ちゃんお誕生日おめでとうww
1日が48時間になればいいのに
はい、美紗が死んだと思った人正直に挙手!
ちゃんと生きてますよー
報告することがたくさんありすぎて収まるかどうか分からないんですけど箇条書きで。
・C組になりました
・吹奏楽部に即入部したよ
・楽器は色々あったけど引き続きユーフォになった
・早速オタクの友達を見つけたはいいけど部活違う
・部活内でみつけたオタクさんは私とソリが合わないかも
・というわけで部活で1人ぼっちなんだけど誰か話しかけてください300円あげるから!
・この前テレビでコナンの映画やっててコナンにすごくはまったんですが何か
・5日に映画見に行ってもう1回行きたくて仕方ないけど何か
・部活が早く終わる月曜日に銀魂までの30分間ブックオフでコナン読み進めてますが何か
・5日の午後ずーっとブックオフに居ようとしたけど気まぐれで学校近くの山に登った
・今日も午前中2時間ブックオフに居た
・コナン全巻読みたくてしょうがない
・漫画を描いてみたい
・ペンタブやりたい
・というか絵が描きたい
・文章も書きたい
・テストとか燃えてくれないかな
・・・とまぁこんな感じですね
ほんっとにもうコナンが!あれが一番やっかいで!((
何で今こんなにはまったかなぁ・・・
漫画は従妹にもらったのが数冊あるんですけど・・・
ここまではまるとは・・・銀魂みたいなはまりかたしてるし(笑)
ああ!銀魂と言えばほんと今更ですがアニメ再開おめでとーーーっ
おかえりー!!ずっと楽しみにしてたよー><
そのうちまたふら〜っと戻ってきます。
部活がほんとに忙しくて・・というか学校まで自転車で30分かかるから時間ないんだよなぁ
もうすぐテストだしぃぃぃぃぃ
手ブロを始めたいな〜とか思ってます
でもこれ以上自分の首絞めてどうすんだって気がしなくない;
それではまた!
ちゃんと生きてますよー
報告することがたくさんありすぎて収まるかどうか分からないんですけど箇条書きで。
・C組になりました
・吹奏楽部に即入部したよ
・楽器は色々あったけど引き続きユーフォになった
・早速オタクの友達を見つけたはいいけど部活違う
・部活内でみつけたオタクさんは私とソリが合わないかも
・というわけで部活で1人ぼっちなんだけど誰か話しかけてください300円あげるから!
・この前テレビでコナンの映画やっててコナンにすごくはまったんですが何か
・5日に映画見に行ってもう1回行きたくて仕方ないけど何か
・部活が早く終わる月曜日に銀魂までの30分間ブックオフでコナン読み進めてますが何か
・5日の午後ずーっとブックオフに居ようとしたけど気まぐれで学校近くの山に登った
・今日も午前中2時間ブックオフに居た
・コナン全巻読みたくてしょうがない
・漫画を描いてみたい
・ペンタブやりたい
・というか絵が描きたい
・文章も書きたい
・テストとか燃えてくれないかな
・・・とまぁこんな感じですね
ほんっとにもうコナンが!あれが一番やっかいで!((
何で今こんなにはまったかなぁ・・・
漫画は従妹にもらったのが数冊あるんですけど・・・
ここまではまるとは・・・銀魂みたいなはまりかたしてるし(笑)
ああ!銀魂と言えばほんと今更ですがアニメ再開おめでとーーーっ
おかえりー!!ずっと楽しみにしてたよー><
そのうちまたふら〜っと戻ってきます。
部活がほんとに忙しくて・・というか学校まで自転車で30分かかるから時間ないんだよなぁ
もうすぐテストだしぃぃぃぃぃ
手ブロを始めたいな〜とか思ってます
でもこれ以上自分の首絞めてどうすんだって気がしなくない;
それではまた!
土産話
とある男が、満月を仰いで酒を飲む。
此処に来た瞬間、嗚呼、己は死んだのかと判断した。
なにせこの身体には傷一つついていない。勿論、顔も。
今彼女が己の顔を見たとして、誰だかは分かるまい。
しかし、此処は何処なのか。俗に言う、あの世とやらか。
ならば久しぶりに妹に会えるのかもしれない。いや、即座にその考えを振りはらう。
何故なら此処はあの世と言う割にはあまりに似つかわしくない、まるで吉原の座敷のようだ。
己が弟子に再会する前、月を見たあの座敷のよう。
大きく開いた窓からこれまた大きな満月が覗く。
「おや、先客がいましたか。」不意に後ろから声がした。
いつもなら敏感に感じる気配も全く分からない。
己が鈍っているのか、この男が凄腕なのか。
「一人酒は良いものだが相手がいるなら尚更だ。どうだ、一緒に。」
この男の何を知っていると言う訳でも無いが、誰かと飲みたい気分だった。
「ではお言葉に甘えて。」男は俺の隣に腰かけた。
「此処は・・・俺は死んだということでいいんだよな。」
「そうですね。私も死んでいますし。」
隣の男が下を覗き込む。
「おやおや、あの子はまた怪我をしたようですね。」
やはり下は生の世界らしい。
「あの茶屋にいる、銀髪の男ですよ。」
もし其処が吉原であるとして、思い当たるのは一人しかいない。
「知り合いだったか。」それは悪いことをしたなと心の中で詫びる。
「私の弟子なんですよ。」昔を懐かしむように男は目を細める。
『てめーに師匠の名を語る資格はねェ。』数刻前に聞いた言葉が蘇った。
「あの子が随分言ったようで、すみませんね。」
その言い草は全部見ていたかのような。
「見てたのか、全部。」
「此処は暇なんですよ、私しかいなくて。どうやら私はまだ、成仏出来ていないらしい。」
「そんなに下の世界に未練があるか。」
「私には、あの子のほかにもう2人いるんです。手のかかる弟子が。」男はくすくす笑った。
「アンタも俺も、弟子にまだ伝えたい事があるのかもな。」
「どうでしょうか。少なくとも貴方は、貴方の想いは彼女に届いていると思いますが。」
妙な事を言う。俺は月詠に何をしてやれた。
戦いの仕方は我ながら上手く叩きこんでいた。だが、己が可愛いばかりに月詠も引き摺り込もうとした。
深く考え込んでしまったらしい、男がぽつぽつと話しだした。
「私が死んだのは、20年近く前です。その時あの子たちは、年端も行かぬ子供だった。」
この男は時代の流れで死んだのだ。
20年前、しかも幕府に殺されたのだとすれば弟子たちがするのは一つ。
「アンタの弟子たちは戦に参加したのか。」
「そうですね・・・。」
「此処で、私がまだ生きていたらと何度思ったか知れません。
死んでいなければ、あの子たちを修羅の道に進ませることもなかったのに。」
「それは、俺も思う。俺が強かったら、妹を苦しめなかっただろう。」
結局、俺が生きていたから妹が生きてたんじゃない。
妹が生きて、寂しながらも笑ってくれたから、俺は生きてたんだ。
「妹が死んだ時、俺も一度死んだ。月詠がいたから、俺はまた生きることができたのかもな。」
「私も、子供たちとふれあっていた時間が一番楽しかった。色んなものを忘れることができたのかもしれない。」
『荷ごと弟子背負う背中があるかァァァァ!!』そうやって叫ぶ様は流石、己と同じ蜘蛛が見える筈だ。
「・・・あの男が俺にあそこまで言ったんだ。アンタは良い師匠だったんだろうよ。」
「それは嬉しいお言葉です。」
下が気になって、覗き込む。
弟子、月詠は笑っていた。女を捨てさせた彼女もあんな風に笑うのか。
未練などはもう、己の内からとうに消え失せた。下の世界に思うものは何もない。
「アンタは・・・まだ此処に残るんだよな。」
「ええ。あちらで想う人もいませんし。あの子たちも気になりますしね。」
「俺はもう逝くよ。月詠の幸せそうな顔が見れた、もう充分だ。妹にも早く会いたい。」
だから。俺がそう言う前に男は微笑んで、
「ちゃんと見守りますよ。此処に来る人は皆、私に残していった人のことを頼むんです。」
「そうか。じゃあ、頼む。最期に妹へのいい土産になりそうだ。」
「では、さようなら。私も気が済んだらそちらへ向かうでしょう。その時に、また。」
そういえば名前を名乗るのも聞くのも忘れていた。
どうせあちらで会うことになるのだ、その時に聞こう。
土産話
黄泉と現世の真ん中で、とある師匠が出会った。
end
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此処に来た瞬間、嗚呼、己は死んだのかと判断した。
なにせこの身体には傷一つついていない。勿論、顔も。
今彼女が己の顔を見たとして、誰だかは分かるまい。
しかし、此処は何処なのか。俗に言う、あの世とやらか。
ならば久しぶりに妹に会えるのかもしれない。いや、即座にその考えを振りはらう。
何故なら此処はあの世と言う割にはあまりに似つかわしくない、まるで吉原の座敷のようだ。
己が弟子に再会する前、月を見たあの座敷のよう。
大きく開いた窓からこれまた大きな満月が覗く。
「おや、先客がいましたか。」不意に後ろから声がした。
いつもなら敏感に感じる気配も全く分からない。
己が鈍っているのか、この男が凄腕なのか。
「一人酒は良いものだが相手がいるなら尚更だ。どうだ、一緒に。」
この男の何を知っていると言う訳でも無いが、誰かと飲みたい気分だった。
「ではお言葉に甘えて。」男は俺の隣に腰かけた。
「此処は・・・俺は死んだということでいいんだよな。」
「そうですね。私も死んでいますし。」
隣の男が下を覗き込む。
「おやおや、あの子はまた怪我をしたようですね。」
やはり下は生の世界らしい。
「あの茶屋にいる、銀髪の男ですよ。」
もし其処が吉原であるとして、思い当たるのは一人しかいない。
「知り合いだったか。」それは悪いことをしたなと心の中で詫びる。
「私の弟子なんですよ。」昔を懐かしむように男は目を細める。
『てめーに師匠の名を語る資格はねェ。』数刻前に聞いた言葉が蘇った。
「あの子が随分言ったようで、すみませんね。」
その言い草は全部見ていたかのような。
「見てたのか、全部。」
「此処は暇なんですよ、私しかいなくて。どうやら私はまだ、成仏出来ていないらしい。」
「そんなに下の世界に未練があるか。」
「私には、あの子のほかにもう2人いるんです。手のかかる弟子が。」男はくすくす笑った。
「アンタも俺も、弟子にまだ伝えたい事があるのかもな。」
「どうでしょうか。少なくとも貴方は、貴方の想いは彼女に届いていると思いますが。」
妙な事を言う。俺は月詠に何をしてやれた。
戦いの仕方は我ながら上手く叩きこんでいた。だが、己が可愛いばかりに月詠も引き摺り込もうとした。
深く考え込んでしまったらしい、男がぽつぽつと話しだした。
「私が死んだのは、20年近く前です。その時あの子たちは、年端も行かぬ子供だった。」
この男は時代の流れで死んだのだ。
20年前、しかも幕府に殺されたのだとすれば弟子たちがするのは一つ。
「アンタの弟子たちは戦に参加したのか。」
「そうですね・・・。」
「此処で、私がまだ生きていたらと何度思ったか知れません。
死んでいなければ、あの子たちを修羅の道に進ませることもなかったのに。」
「それは、俺も思う。俺が強かったら、妹を苦しめなかっただろう。」
結局、俺が生きていたから妹が生きてたんじゃない。
妹が生きて、寂しながらも笑ってくれたから、俺は生きてたんだ。
「妹が死んだ時、俺も一度死んだ。月詠がいたから、俺はまた生きることができたのかもな。」
「私も、子供たちとふれあっていた時間が一番楽しかった。色んなものを忘れることができたのかもしれない。」
『荷ごと弟子背負う背中があるかァァァァ!!』そうやって叫ぶ様は流石、己と同じ蜘蛛が見える筈だ。
「・・・あの男が俺にあそこまで言ったんだ。アンタは良い師匠だったんだろうよ。」
「それは嬉しいお言葉です。」
下が気になって、覗き込む。
弟子、月詠は笑っていた。女を捨てさせた彼女もあんな風に笑うのか。
未練などはもう、己の内からとうに消え失せた。下の世界に思うものは何もない。
「アンタは・・・まだ此処に残るんだよな。」
「ええ。あちらで想う人もいませんし。あの子たちも気になりますしね。」
「俺はもう逝くよ。月詠の幸せそうな顔が見れた、もう充分だ。妹にも早く会いたい。」
だから。俺がそう言う前に男は微笑んで、
「ちゃんと見守りますよ。此処に来る人は皆、私に残していった人のことを頼むんです。」
「そうか。じゃあ、頼む。最期に妹へのいい土産になりそうだ。」
「では、さようなら。私も気が済んだらそちらへ向かうでしょう。その時に、また。」
そういえば名前を名乗るのも聞くのも忘れていた。
どうせあちらで会うことになるのだ、その時に聞こう。
土産話
黄泉と現世の真ん中で、とある師匠が出会った。
end






